管理人（東京在住）は大阪にルーツを持っているので、京阪神というのは元々身近な場所でした。が、「類は友を呼ぶ」のか、近年、なぜか知り合う相手に関西…特に京都や大阪の方々が多く、この数年は毎年三、四回ぐらい行っているでしょうか。
　おかげで京阪神の地理には詳しくなりましたが、そのかわり現地に行っても、身近すぎて「旅行をしている」という感覚があまりせず、たとえば京都へも行くには行くのですが、写真を撮ったり意識して情報を集めたりということがありませんでした。

　そんな管理人ですが、この夏、たまたま祇園祭の"花笠巡行"と"還幸祭"（※）とがある日に所用で京都へ行くことになりました。祇園祭は見たことがなく、ようやく、意識してカメラを持って行くことになったのです。
　カメラを手にしてみると、お祭りだけでなく、高瀬川沿いの町並みや東山の緑、そして、
「そういや京都駅って、すごくいろんな列車が通るよな…」
「嵐電沿いのあの町並み、叡電のあそこ、いい絵だったよなあ……」
知っているのに見過ごしてきた数々の鉄道風景も、ぜひじっくり見てみたくなりました。

　そんなわけで、七月下旬の"還幸祭"前後、そして八月の二回に分けて、京都駅、それに嵐電・叡山電車など洛中から郊外にかけての鉄道風景を、気の向くままに見てきました。京都はこれから先、晩秋ごろまで気候のいい時期を迎えます。往復の切符や宿の情報とあわせて、ぜひご活用ください。

（※…祇園祭は七月一杯かけてやる色々な行事の総称で、いわゆる「祇園祭」として派手に報道されるのはその一つである"山鉾巡行"です）