06年1月 雪と、最後の「出雲」を追って



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下り「出雲」、03:40頃京都駅にて。前方では電気機関車→ディーゼル機関車の交替がされている。


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正月ラッシュ対応のため、この日まで通常8両のところ11両編成。


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もっとも最終日ともなると増結部分はガラガラ。そのくせ前方では上段まで客を入れている。


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元から寝台列車用に作られた食堂車はこれが最後(営業はしていない)。「新千円札不可」自販機を久々に見た。


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その隅にある喫煙スペース。車内販売準備室だった場所にA寝台の下段兼座席を置いた。私の居場所。


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完全に横になれるというのは、どんなにいいリクライニングとも本質的に違う。そう感じるのは私だけではないと思うのだが…。


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朝8時前、鳥取着。途中に通った但馬地方ともども、普段雪がおりるのは2月に入ってからなのだが、今年は特別。


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長く停まる駅に着くたび、前や後ろで記念撮影。背後は客車改造の気動車キハ33。


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この冬限りであることを、果たしてどれぐらいの乗客が知っているだろうか…。


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米子到着。下車多く、事情を知ってか知らずか記念撮影の姿。なお、香住〜鳥取〜米子〜出雲市は寝台券なしで乗車できる。


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機関車交替のため、当駅でも長時間停車。大きいお兄さんから子どもまで、続々と前へ。


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増結の3両は当駅止まり。旗が出てるのが切り離し位置、奥に機関車の連結作業が見える。


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この間に、後から来る特急「やくも」に抜かれてしまう。同じ特急なのに…。


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その「やくも」に乗車して先回りし、松江の3つ先、宍道(しんじ)へ。


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待つこと30分。轟音をとどろかせて「出雲」が到着。当駅が最後の途中停車駅。


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クラシックな木造の屋根。2枚前の写真に少し写っていたが、駅舎も木造瓦葺き。


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米子支社名物・原色のキハ47(右)。改造が進み、写真の様な原形どおりの外観は減ってきた。


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当駅から内陸へ向かう木次線は、雪のために暮れからずっと末端区間が不通。代行手段はなんとタクシー。


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引込線の様な線路をゆっくり走り、木の雪をバサバサと払いながら10分で2つ目の駅・加茂中着。


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行き違い。キハ120・0番台(全部ロングシート)。
先ほどのヤツが同200番台(一部クロスシート)。ともにトイレなし。


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夜7時前、米子駅。上り「出雲」の牽引機DD51が滑り込む中、パラパラと乗客が改札をくぐる。


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上りも機関車交替のため二十分近く停車。昔ながらの見送り風景も、この列車ならでは。


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機関車の付け替え、それに今日限りの客車増結を終えて、発車を待つ上り「出雲」。


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にわかに、はるか前方からエンジン音が響き始め、寒さで白くなった排気が闇の中へ立ち上る。


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そして、ゆっくり、ゆっくりと東へ向けて滑り出して行く。東京到着は翌朝7時前。


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ふと向かいを見ると、鳥取行きの普通列車が寒さにあらがうかの様にエンジン音を高く響かせていた。


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ほのかにすすけた窓が、車内をとても暖かそうに見せている。


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「恥ずかしい電車」こと115系先頭化改造車も、周りがきれいだと様になる。


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駅前某所、焼きガニがこの量で500円、さすが産地。
むろん、美味。


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翌朝は曇りだったが、晴れでも霞んでいたりする伯耆大山がくっきり。そうと分かってれば乗る前に撮るんだった。


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淀江駅のちょい東の陸橋上から、10分遅れの下り「出雲」。地上に先客がひしめくも、陸橋上はがら空き。


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キハ58改造お座敷列車「わくわくSUN−IN」。なぜか米子付近で「出雲」の前後によく見る。


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続く普通列車はキハ47の4連。出雲の牽引機・DD51もそうだが雪には朱色がよく映える。


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逆側のアップでキハ121普通列車。雪原と単行列車という組み合わせも乙なもの。


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同じく引き気味で、弓ヶ浜(右奥)をバックに超高速で駆けるキハ187系特急「まつかぜ」。


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午後、米子〜倉吉の中間・下市にて。一日降っていないせいもあるが、このあたりは雪が少ない。


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休み中は部活帰りに合わせて、学期中より少し早い時間帯の普通列車を長編成に。


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倉吉。ムダな長時間停車も健在(時計・発車案内参照)。このあたりや鳥取付近も沿線の雪が減ってきている。


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と思いきや夜通し雪が降り、翌朝は雪国復活。なんと倉吉の幹線道路は消雪設備完備。


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朝8時前。かつてキハ58で運転されていた4両編成の「登校列車」。直後に鬼の様な勢いで高校生が降車してくる。


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列車は銀世界を駆け抜ける。露出を車内に合わせると外が真っ白になり、


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さりとて車窓の景色をきれいに入れようとすると車内が真っ暗になってしまう。人体直結カメラが欲しいところ。


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東隣の松崎で下車。ここから雪と車に脅かされつつ鳥取方向へ県道を歩いてみる。


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15分ほどで右手に踏切、その脇にある建設現場の土盛りからこの様な展望が。


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まあまあのロケーションを楽しみ、この列車を撮った後に一つ問題を発見。


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時刻表によると、下り「出雲」はここに着いて最初に見られるはずだったよなあ…。


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反対側を向いてみる。…うーん、しかしどう見積もっても通過時刻より前に来てるし…


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「豪雪のため運休」とかいうオチじゃないだろうな…そろそろ時間もなくなってきた。


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いや、やってきた!一時間遅れで!ノロノロ運転で撮りやすいぞ!


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…ってか、こうやって一人だけ毎日遅れてるのも廃止の一因なのではないだろうか…。


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とはいえ他の列車も多少は遅れていて、倉吉に帰るこの列車も反対列車待ちで10分近く停まった。


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そしてこの大阪へ帰る「スーパーはくと」なのだが、


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最初から反対列車が遅れて10分遅れの発車となり、


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因美線・郡家では同じ原因でそれが15分に広がり…


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智頭急行・大原で20分になり、結局25分遅れで大阪に着きましたとさ。






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